企業のマーケティング課題をスポーツがどのように解決できる可能性があるのか、そのパートナーシップのあり方を考える「Agendaスペシャル」。第3弾では、スポーツに対してスポンサードしている日本コカ・コーラ オリンピック&エクスペリエンシャルマーケティング担当 統括部長の渡邉和史氏と、コーセー 宣伝部 宣伝企画・PR課課長の小林祐樹氏に、スポーツをマーケティングにどのように活用しているのか聞いた。, 渡邉和史氏 2020年7月24日、東京オリンピックの開幕まであと約1年。競技を取り巻く環境は急ピッチで整えられている。そんななか2019年7月1日から「各都道府県実行委員会」による聖火 … 1974年生まれ、カリフォルニア州サンディエゴ出身。高校卒業までアメリカと日本を行き来し、上智大学へ入学。卒業後、博報堂に入社。南米のサッカーの大会のマーケティングを代理店の立場として従事。2002年のFIFAワールドカップはFIFAマーケティングに在籍し、連盟側としてスポーツコンテンツを体験する。2011年からは日本コカ・コーラにてスポンサー側としてFIFA・IOC・選手契約等の部署を統括し、全立場からスポーツマーケティングを把握している存在である。現在は東京2020年オリンピックチームに所属している。, 小林 祐樹氏 そもそもコカ・コーラ社がオリンピックと最初に契約したのは、1928年のアムステルダム大会です。そしてオリンピック初の公式スポンサーでもあります。当時の戦略は1886年に米国でブレイクした「コカ・コーラ」を世界に広めるためでした。 世界最大の飲料メーカー、コカ・コーラは200以上の国で500以上のブランドを毎日19億杯以上提供している。なぜ長年、世界の市場でトップの座を守り続けられるのか。…(2020年12月7日 9 … [Agendaスペシャル] スポーツ・スポンサーシップの幸福なカタチを探る #05, 東京五輪・FIFAワールドカップのスポンサーシップで、効果を出すために必要なこと【後編】. Copyright © Nanovation, Inc.. All rights reserved. ホーム ニュース 聖火リレー ... 日本電気株式会社(nec)との東京2020スポンサーシップにおけるカテゴリーの追加契約について 日本電気株式会社(nec)との東京2020スポンサーシップにおけるカテゴリーの追加契約について コカ・コーラ、トヨタ自動車、日本生命、nttでは聖火ランナーの募集も行われました。 オリンピック聖火の地方展示スタート!聖火リレー2021年の日程・ルートは? 東京オリンピック公式観戦ツアーもオフィシャルパートナーから コーセー 宣伝部 企画・PR課 課長 オリンピック. 公式パートナーとして、長年にわたりオリンピックを支えてきたパナソニック。“Sharing the Passion”のスローガンのもと、アスリート達の情熱や感動を世界中へ届け、人々の思いをつなぐ。そんなパナソニックのスポンサー活動を紹介。 「FIFAワールドカップ公式スポーツ飲料」であり、「オリンピック公式スポーツ飲料」でもある、 「アクエリアス」は、最新のスポーツ科学に基づき、カラダとほぼ同じ浸透圧のアイソトニック設計です。汗で失われる電解質の補給に加えて、運動時に必要なアミノ酸やクエン酸を配合し運動するカラダをサポートします。適度な糖分とナトリウムを含み、水より優れた水分補給をサポートする“水分補給飲料”として1983年の市場導入以来、高く評価いただき、2002年以降(日刊経済通信社調べ)、スポーツ飲 … コカ・コーラが蒙牛乳業と組んで3200億円もの莫大なスポンサー契約を結んだのには大きく分けて2つの理由があるからだ。 一つ目は、五輪マークの使用権や広告利用など、トップスポンサーに与えられる … 2020.04.30. コカ・コーラ 東京2020オリンピック . コカコーラのCMでオリンピック観戦チケットを二枚当てたお父さんは. 2020.04.22. コカ・コーラ社は非常に積極的にスポーツマーケティングを行っている会社です。 国際的なイベントであるオリンピックや、ワールドカップにもパートナーとして協賛しています。 ・オリンピックやFIFAワールドカップとのパートナー契約 コカ・コーラ社によると、サッカーはとても優秀なビジネススポーツとされています。 その理由は、サッカーは国籍や性別を超えたスポーツであり、世界中の多くの人にむけた企画がたてら … コカ・コーラがオリンピックに共鳴し続ける理由 ――2020年はいよいよ東京2020オリンピックが開かれます。御社はアムステルダム1928大会以降、オリンピックのスポンサーを1世紀近く務められてきまし … スポンサーとしてオリンピック開催を支えるコカ・コーラ、チャンネル4、p&gの3社の過去のオリンピックキャンペーンを例にとり、それらの注目すべき特徴を紹介しました。 キャンペーンが世界的に注目された理由として、 ... 来年こそ、オリンピックが無事開催されるような ... いろんなランチブログが見れます→ 外食その他. そのオリンピックのスポンサーの中で最も古いのがコカ・コーラです。 1928年のアムステルダムオリンピック以降、90年に渡ってスポンサーを務めています。 ソウル市内。街に現れたのは巨大なコカ・コーラの自動販売機。 コカ・コーラがオリンピック・パラリンピックのスポンサーとしてどのように取り組み、スポーツの祭典にコミットしているのか。 東京2020年オリンピックゼネラルマネジャーの日本コカ・コーラ・高橋オリバー氏に話を聞いた。 1972年のミュンヘン大会からコカ・コーラは公式清涼飲料に認定され、その後、1984年の ロサンゼルス大会でオリンピックの企業スポンサー第1号になりました。 2005年8月、コカ・コーラと国際オリンピック委員会(ioc)は2020年までのスポンサー契約 こんばんは!3年neonの澤野です。 去る11月19日(木)のプロデュース演習2の講義にて、 日本コカ・コーラ株式会社 オリンピック東京2020オリンピック オリンピック&エクスペリエンシャルマーケティング担当統括部長の渡邉和史様にお越しいただきました。 チーム コカ・コーラ東京2020公式サイトです。東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、様々なキャンペーンやコンテンツを紹介していきます! スポンサーシップの目的はレガシーを残すこと 米コカ・コーラ社は1928年のアムステルダム大会から90年以上にわたってオリンピックをサポートし続け、サッカーのfifaワールドカップのスポンサーとしても名を連ねるスポンサーシップ・マーケティングのパイオニアといえる企業だ。 オリコムで営業として通信、飲料、教育、出版など様々な広告主を担当。2010年コーセー入社以来コミュニケーション分野に従事。雪肌精、ファシオ、スポーツビューティなどのプロモーション企画、電波・デジタルメディア買付、CLUBKOSE(会員組織)運営、フィギュア・ゴルフなどのスポーツマーケティングを担当。2018年より現職。. オリンピックを目指すトップアスリートの強化支援及びオリンピック・ムーブメントを推進する「JOCオリンピック選手強化支援プログラム with コカ・コーラ」のページです。 日本オリンピック委員会(JOC)公式サイト スポンサー表示・読みは以前は片仮名で「コカ・コーラ ボトラーズ」としていたが、現在は単に「コカコーラ」だけで表現(テロップ表記もコカコーラの筆記体ロゴを使用)している。断りがない限り30秒 … コカコーラオリンピックのCM 娘は連れてって貰えたのに奥さんはおいてけぼりで草 — インパ (@impa_reisenlieb) 2020年1月10日. 東京2020オリンピックの開幕まで200日を切り、日本中で機運が高まる中、ひときわ大きな注目を集めているのが日本コカ・コーラだ。同社がオリンピックのスポンサードを開始したのは、アムステルダム1928大会。以降、今日に至るまでスポーツマーケティングの分野においても先導的な役割を担ってきた。日本で半世紀ぶりに開催される夏季五輪大会で、同社が目指すものとは何か。そしてその先に広がるビジョンとは。東京2020オリンピック アセット&エクスペリエンシャルマーケティング統括部長ディレクターとして、スポーツマーケティングの鍵を握る渡邉和史氏が、語り尽くした。(聞き手は田邊雅之), ――2020年はいよいよ東京2020オリンピックが開かれます。御社はアムステルダム1928大会以降、オリンピックのスポンサーを1世紀近く務められてきました。当初はアスリートの喉を潤す、そしてブランド認知を高めるという目的を掲げられていましたが、今やコカ・コーラは世界で知らない人がいないほどポピュラーな商品になりました。にもかかわらず、オリンピックを意欲的にスポンサードされ続けている目的からお聞かせいただけますか?, 「一般的には、スポンサー=ブランド認知と結び付けられがちですが、実はそれだけが目的ではありません。むしろオリンピックは、多方向からビジネスに貢献できるというのが、大きなアセットになっています。, まず理念的なことで言いますと、我々はIOCが掲げているオリンピックの精神やスポーツの精神に共鳴していますし、目標に向かって全力で取り組み、平和でよりよい世界の構築に寄与するというIOCの価値に賛同しています。当然、我々の製品を通じても、やはり皆さんにポジティブになっていただきたい。そういう思いがあればこそ、IOCとパートナーシップを組んできました。これは、そもそもの大前提になっています。, 一方、ビジネスに関して言いますと、オリンピックは寄付ではないので、やはりセールスを上げていかなければならない。そのためにオリンピック関連のプロモーションを行ったり、流通の皆様に満足してもらうための活動を行ったりしていますが、オリンピックは、消費者の方から見ても『距離感』が非常に近くなる。こういうふうに一緒に盛り上がることができる状況を作り出すためにも、オリンピックならではの価値を作って、マーケティングや営業努力をしているという位置づけになります」, ――御社はオリンピックに並行して、アルゼンチン1978大会からはサッカーのW杯もサポートされてきました。オリンピックとW杯の位置づけは、どのように異なるのでしょうか?, 「オリンピックを見ている層と、サッカーW杯を見ている層を徹底的に分析すると、ターゲットが異なっていることがわかります。大会期間もそれぞれ異なりますので、やはり戦略や(お客様との)コミュニケーションの内容も変わってきます。, 具体例を挙げましょう。オリンピックの場合は、私が担当している東京2020オリンピック聖火リレーのようなキャンペーンも、全国をくまなく回りながら本番の4カ月前から実施されます。そういう活動を通して、オリンピックのムーブメントを作っていくんですね。一方、W杯ではトロフィーツアーなどを行いますが、(実施できる)日数には限りがあるので、日本では2、3カ所で展開する形になります。ですからイベントごとに期間やターゲットを見極めつつ、戦略を大きく変えていくようにしています」, ――オリンピックはW杯よりもリーチが大きく、日本全国で老若男女すべての方々が観戦します。そういう意味では、オリンピックの方が様々な製品を対象に、幅広くマーケティングを展開できるような印象を受けます。, 「その解釈は正しいと思います。まず我々の場合、大きなコンセプトや基本方針をアトランタにある本社のチームで考え、そのコンセプトを各国のマーケティング担当部門がローカライズしていく形になります。この際には個々の国ごとに、どんなことをすればヒットするのかを考えていくわけですが、W杯の場合は『コカ・コーラ』というブランドでコミュニケーションを実施していました。ここで提示されるのは、コカ・コーラという製品だけになります。, 一方のオリンピックでは、まさに仰られたように、たくさんの方々が注目される関係上、やはり皆さんの飲みたい様々な製品が、いつでもどこでも手に入るというメリットをアピールしていきたいと思っています。炭酸飲料のコカ・コーラのみならず、綾鷹という緑茶もあれば、スポーツ飲料のアクエリアス、『い・ろ・は・す』というお水、さらにはコーヒーのジョージアと、積極的にコミュニケーションを展開していく。これは東京2020オリンピックの戦略にもなります」, ――アトランタの本社で決定されたグローバルなマーケティング戦略をローカライズしていく際に、日本マーケットならではの難しさ、あるいは他の国にはない特性や特殊性を感じられたケースはありますか?, 「そうですね・・・我々にはアトランタが設定するグローバルな『タグライン(キャッチコピー)』があるのですが、こういうタグラインは、うまく和訳できるものだけでなく、和訳しにくいものもあります。, 例えば(前回大会の)リオ2016オリンピックでは、『ザッツ・ゴールド・キャンペーン』が展開されました。これは英語のニュアンス的には『金メダル級の動きだよね』というような意味ですが、日本語にそのまま訳してしまうと『それって金だよね』になってしまうので、今一つピンとこない。こういうニュアンスを日本でも理解してもらうためには、苦労するようなケースはあると思います」, ――タグラインのローカライゼーション以外の部分、実際的なマーケティングに関して、日本市場の特殊性、あるいは日本のカスタマーの顕著な違いを実感されたケースは?, 「正直、海外との比較をしたことがないので断言はできませんが、確実に言えるのは、日本ほど洗練された市場は他にないんですね。, 現在、日本では50強のブランド、 800種類以上の製品が揃っています。要はお茶でも、アメリカや海外で『ティー』と言うと『ブラックティー(紅茶)』しかありませんが、日本では紅茶だけではなく、もちろん緑茶もあります。しかも綾鷹は特選茶の商品もあれば特保の製品、まろやか茶もある。さらには緑茶以外にも、麦茶や烏龍茶が揃っていますし、紅茶花伝一つとっても様々な種類の製品や、ミルクティーまで揃っている。これほど製品ラインナップが豊かな国は、コカ・コーラ全体の中でも日本だけです。, それを踏まえれば、日本の消費者のこだわりは非常に強いと言えると思います。実際、海外のコカ・コーラの担当者が、どうやってこれだけ多くの製品を展開しているのかと勉強に来るケースもありますし、日本はある意味でお手本的なマーケットになっているのが実情ですね」, 「我々には、年間10億ドル以上を売り上げている『ビリオンダラー・ブランド』と呼ばれる製品群があるんですが、その中には綾鷹、ジョージア、アクエリアスといった製品も入っている。世界中の市場で、それだけの売り上げを誇る製品が日本から生まれているというのは、日本コカ・コーラにとって、ひとつの誇りなのかなと思います」, ――東京2020オリンピックは、御社が開発された様々な商品に、海外からの観光客が触れるいい機会にもなりますね。, 「ええ。日本にはおいしい緑茶もあれば、天然水もある。日本のコカ・コーラはいろんなことをやっているんだなと感じて帰国していただくのが、我々にとってのひとつのサクセスストーリーになるでしょうね。あとはやはり、コーヒー飲料を缶で飲む習慣。これも日本ならではの文化なので、そういった発見もしていただければと思っています」, ――缶コーヒーなどは商品販売の形態として珍しいだけではなくて、好きなときに好きなところでコーヒーが飲める、ユーティリティー性の高い商品にもなっている。諸外国の人々にとっては、こういう日本発の利便性に触れることができる。, 「個人的に言えば、海外から来られた方々に我が社の製品を通して、日本はイノベーティブな(創意工夫に溢れる)国だと思ってもらえると嬉しいですよね」, 東京2020はスポーツを通した共感の醸成と、日本発の飲料文化を世界に知らしめるための絶好の機会になる。渡邉氏はこう断言した。次回は日本コカ・コーラのスポーツビジネス戦略と、圧倒的なマーケットシェアの秘密について伺う。, ▶︎関連記事:なぜ企業はスポーツ・スポンサーシップに投資するのか?メルカリ、ジャパネット、コカ・コーラ、楽天の狙い, 学生時代から『Number』をはじめとして様々な雑誌・書籍でフリーランスライターとして活動を始めた後、2000年から同誌編集部に所属。ライター、翻訳家、編集者として多数の記事を手掛ける。W杯南アフリカ大会の後に再びフリーランスとして独立。スポーツを中心に、執筆・編集活動を行う。, コカ・コーラが東京オリンピックで目指すビジョンとは? 渡邉和史氏が語る「共感」と「日本の独自性」, なぜ企業はスポーツ・スポンサーシップに投資するのか?メルカリ、ジャパネット、コカ・コーラ、楽天の狙い, スポーツビジネスの「幅」を広げる、インプットの場とコミュニティに――。受講生に聞いたHALF TIMEアカデミーでの「学び」, ブラジル発のビーチスポーツ「フレスコボール」、窪島会長が語る魅力と日本における普及, 「リーグ上位・売上下位」を変えていく――。サンフレッチェ広島 営業部の悦喜裕也氏が地元クラブで挑むこと【30代キャリア】, 「異例」のJリーグ3クラブ同時スポンサード。マネーフォワード辻庸介社長に聞く、「スポーツの価値を高める」パートナーシップとは?, 「スポーツが持つ力を信じて、人を育てていく」 スポーツビジネススクールの連携が拓く、新たな境地【後編】, 「日本のスポーツビジネスにはポテンシャルがある」 スポーツビジネスサミット東京が目指す、ビジネス人材の「越境」. 日本コカ・コーラ 東京2020年オリンピックチーム 目的達成につながるスポンサーシップとは? 渡邉 :「コカ・コーラ」の認知率は世界で98%あるため、スポーツをプラットフォームとして活用することで、どれだけエクスペリエンス(体験)を高められるのか、そしてキャンペーンやデジタルと連動できるのか、という点を重視しています。 コカ・コーラ: ... スポンサー料は莫大な金額ですが、オリンピックのスポンサーとなれるのはごく限られた企業のみなので、スポンサーになれること自体が名誉であり、スポンサー料以上の信頼を得られます …
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