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A2レベル以上を達成している割合は、聞くことは33.6%、話すことは12.9%、読むことは33.5%、書くことは19.7%という結果でした。話すことについては9割近くの高校生が、国の目標値に達成していないことがわかりました。高校生の英語による話す能力の現状を見てみましょう。, 下のグラフは、高校生の英語による「話す」英語力をCEFRにて示したものです。高校生の大半は、「話す」英語力がCEFR A1レベル(英検3級相当、中学校卒業程度)ということがわかります。国が目標としているCEFR A2レベル以上に達している高校生は8人に1人程度に留まっています。無得点者の割合が18.8% いたことも課題でしょう。, 下のグラフは、「英語は好き?」の質問に対する回答を、「話す」英語力ごとに分けて示したものです。グラフを見ると、「話す」英語力が高い生徒ほど「そう思う」「どちらかといえば、そう思う」と回答しています。一方で、「話す」英語力がCEFR A1レベル相当の半数は「そう思わない」「どちらかといえば、そう思わない」と回答しています。, 「話す」英語力がCEFR B1レベル相当の高校生と、CEFR A1レベル相当の高校生とでは、「どの程度まで英語を身に付けたい?」という質問に対しても、回答に違いのあることがわかりました。, CEFR B1レベル相当の高校生は「英語を使って、国際社会で活躍できるようになりたい」が最も多く、CEFR A1レベル相当の高校生は「海外旅行などをするときに、英語で日常的な会話をし、コミュニケーションを楽しめるようになりたい」が最も多い結果でした。また、CEFR A1相当の高校生には「大学入試に対応できる力を付けたい」「特に学校の授業以外での利用を考えていない」の回答率の高いことがわかりました。, 高校の英語授業における、「話す」活動に関するアンケート調査があります。まず、「即興で話す活動をしていた?」の質問については、CEFR B1レベル相当の生徒の3人に2人が「していた」と回答しています。一方で、CEFR A1レベル相当の生徒は3人に2人が「しなかった」と回答しています。オンライン英会話サービスなどを活用して、生徒の即興で話す機会を増やし英語力アップを図ってみるのもよいでしょう。, 「ディベートやディスカッションをしていた?」の質問についても、英語力の高い生徒ほど「していた」と回答しています。現行の学習指導要領では、英語を通じて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、表現の方法を工夫しながら伝える能力を一層伸ばすことを目標として掲げています。授業では、対話やスピーチ、プレゼンテーションの他にディベートやディスカッションも行うとしています。英語授業にディベートやディスカッションを積極的に取り入れて、生徒の英語力アップを図りましょう。(参照:高校の英語授業におけるディベートの進め方まとめ), 「スピーチやプレゼンテーションをしていた?」の質問では、CEFR B1レベル相当の生徒の7割が「していた」と回答しています。CEFR A1レベル相当の生徒も4割が「していた」と回答しています。, スピーチやプレゼンテーションは、新しい学習指導要領においては「話す(発表)」の領域において学ぶことになります。最近では、高校生を対象にしたスピーチコンテストやプレゼンコンテストも数多く開催されています。今まで以上に、英語による発信力が問われることになるでしょう。, 次のグラフは、高等学校の普通科におけるスピーキングテストの実施回数を時系列で表したものです。年々、スピーキングテストの回数が増えています。テストの内容は、スピーチやインタビュー(面接)、プレゼンテーションが多く、ディベートやディスカッションのテストはあまり実施されていないことがわかります。2017年度では、6.04回のスピーキングテストが実施されています。およそ2か月に1回のペースで行われていることになります。, 英語教育を主とする学科における、スピーキングテストの実施回数を示したのが下のグラフです。普通科の高校と比べると、テストの回数の多いことがわかります。ちなみに、英語教育を主とする学科では、CEFR A2レベル以上(英検準2級相当以上)の英語力を有している生徒の割合は93.4%です。, スピーキングテストを実施することにより、生徒の「話す」英語力を知ることができます。生徒の英語力を把握できれば、今後の英語指導計画も立てやすくなるでしょう。, Change Maker Awards(高校生による探究、発信、実現のための英語プレゼンコンテスト) – 一般社団法人 英語4技能・探究学習推進協会, 英語の「話す」能力や「聞く」能力をアップさせるには、weblio英会話がお薦めです。weblio英会話では、発話量に重点を置いたレッスンで、生徒の話す力や聞く力がぐんぐんと伸びていきます。大学受験対策や英検対策にもなる「weblio英会話」をこの機会にぜひお試しください。, 2020年の大学入試改革により、英語の試験では「読む」「聞く」の技能に加えて「話す」「書く」の4技能を総合的に評価することになりました。「話す」技能については即興で話し…, 文部科学省では、中学生と高校生の英語力について、中学校卒業段階で英検3級程度以上(CEFR A1以上)、高等学校卒業段階で英検準2級程度以上(CEFR A2以上)を達成…, 英文暗唱とは、音声や本を利用して英語の文章を記憶し、声に出して唱える学習方法です。英文暗唱では、フレーズや文法のルールが記憶できたり、手本となる音声データを利用してアク…, 英語のスピーキング力を伸ばすには、英語の発話量を増やすことが大切です。発話を練習する方法の1つに、シャドーイングがあります。シャドーイングとは、音声を聞いて、すぐに復唱…, 高校の英語授業におけるディベートとは、あるテーマについて賛成側と反対側の2つのチームに分かれて、英語で討論しあうことです。授業でディベートを行うことで、英語のスピーキン…, 2017年度の文部科学省による「英語力調査結果(高校3年生)の概要」によると、高校生が英語の授業において、英語によるディベートやディスカッションをしていたと回答した生徒…, 2020年の大学入試改革により、英語入試では「読む」「聞く」だけでなく、「話す」「書く」も重視されるようになります。文部科学省が公表した「英語力調査事業報告」によると、…, 文部科学省が2018年4月に発表した2017年度の「英語教育実施状況調査」によれば、高校3年で英検準2級相当以上の英語力を持つ生徒は39.3%だったことがわかりました。…, weblioオンライン英会話の導入をご検討中の方、迷っているという方もまずはお気軽にお問合わせください!, Change Maker Awards(高校生による探究、発信、実現のための英語プレゼンコンテスト). 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