ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは一体どんな病気?

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筋萎縮性側索硬化症とは一体どういうものなのでしょうか?

代表的な患者にルー・ゲリック選手がいることから

ルー・ゲリック病とも呼ばれるこの病気。

日本では指定難病とされていますが、実は高齢化とともに頻度が増し、

60歳以上では300人に1人とも言われています。

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症状など

この病気は一言でいうと運動ニューロンというものを侵す病気です。

ニューロンとは神経細胞のことで、

運動ニューロンとは脳の指令を筋肉に伝えるものです。

つまり話したり、歩いたり、食べたりする時は必ずこの運動ニューロンが働いています。

それが侵されてしまうと思うように体が動かなくなり、

その結果筋肉が衰えていきます。

そして最終的には3~5年ほどで呼吸筋が動かなくなり呼吸困難となり死に至ります。

また痛みや熱さなどの感覚的なものに障害はありません。

それらは運動ニューロンではなく知覚神経というものの働きで脳に伝わるからです。

なので熱いものなどに手が触れたときは「熱い」とは思うのですが

手はひっこめることができないというような症状になります。

 

初期症状は?

この病気の初期症状としては

 

  • 箸がもちにくい
  • 手足があがらない
  • 筋肉のびくつき
  • 走りにくい
  • しゃべりにくい
  • つばをのみこみにくくなりよくむせる

などがあげられます。

どれも筋肉が麻痺していることが原因です。

この中でも特に手足の異常を感じて病院に訪れる方が多く、

その場合は手足の筋肉が弱くなりだんだんとやせ細っていくのが特徴です。

 

原因は?

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実はこの病気の原因は今までよくわかっていませんでした。

しかし、2012年12月19日

東京大学がこの筋萎縮性側索硬化症の原因メカニズムを発表したと公言しました。

ちなみにその記事がコチラです → マイナビニュース

とても専門的な話となるため多くの人には難しいと思いますが、

コチラの記事ではその論文を見ることもできます(英語ですが) → Todai Research

これによりこの病気の治療法を見つけ出すことがより現実的なものになりました。

ですがまだ現在のところではこれといった治療法はなく、

延命させることがやっとです。

もし身近な人がかかってしまったら「きっとよくなるよ」と励ますのではなく、とてもとても難しい話ですが、この現実をうけとめ、残りの人生をどう過ごすのかを考えるようにする必要があるのかもしれません。